CCAC、短寿命気候汚染物質の削減へ新たな行動計画など取組強化を決定
発表日:2014.09.23
「短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)」は、国連気候サミット直前の2014年9月22日、第5回閣僚級会合を開催し、新たな行動計画など取組の強化を決定した。行動計画は、農業や一般廃棄物からのSLCP排出削減、温暖化効果の高い冷媒ハイドロフルオロカーボン(HFC)の削減など5分野の対策促進を目指すもので、気候サミットで報告される。このほか、CCACの活動期間の延長(2022年まで)、SLCP削減への新たな取組(都市部の健康へのSLCPの影響)追加も決定した。さらに会合では、ケロシン(灯油)ランプについて、その使用低減による利益が大きいことを確認した。ケロシンランプは、途上国等で主な照明手段となっているが、非効率で汚染物質を排出する。人間起源の黒色炭素のうち、ケロシンランプによるものが6%を占めるという。SLCPは、大気中の寿命が数日~15年と比較的短いが大気温上昇の主要因となる物質で、メタン、黒色炭素(煤)、HFCなどがある。
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