アメリカ国立科学財団、地球システムの要素間関係を探る研究プロジェクトに2800万ドルを助成
発表日:2013.09.04
アメリカ国立科学財団(NSF)は、地球の動的な諸システム間の関係を探る新たな研究プロジェクトに、総額2800万ドルを授与すると発表した。これは、NSFの「地球システム力学フロンティア」(FESD)プログラムの助成で、今回選ばれたのは、南半球の気候にオゾンホールが及ぼす影響、アマゾン・アンデス森林の生物多様性の分布と生成における山岳・景観・気候の力学、アフリカにおいて人類の進化に果たした地球システム力学の役割、地球深部の力学と長期的気候の関係など6プロジェクト。複雑なプロセスをより実際に近い形でシミュレーションし、破壊的な事象を予測できるよう、各プロジェクトではデータ解析とモデリングの能力を高め、地球とそのシステムの、変化に対する強さについて理解を進めるという。相互に作用しながら時とともに変化している地球の諸システムの全体像をとらえるため、FESDでは単一のコアプログラムが対象とする範囲を超えた、複数分野にまたがるアプローチを支援するという。
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