カナダ、カルガリー動物園による絶滅危惧種キジオライチョウ飼育下繁殖プログラムを支援
発表日:2014.01.23
カナダ政府とアルバータ州は、カルガリー動物園による、絶滅危惧種キジオライチョウのカナダ初の飼育下繁殖プログラムを支援する。カナダ政府は、2012年経済行動計画で絶滅危惧種のために年間2500万ドルを投じるなど、国内の豊かな生物多様性の保護に努めている。政府は、2013年12月にアルバータ、サスカチェワン両州の公有地1700km2についてキジオライチョウを守るための緊急保護令を発令、またキジオライチョウの現状や目標を示し、新たな重要生息地を特定する復活戦略案を公表するなど、国内のキジオライチョウ保護と個体数回復のために州政府と協力して取り組んできた。キジオライチョウは、2012年の推計では、カナダ国内の成鳥は93~138羽しかいないとされ、個体数は1988年に比べて98%減少している。繁殖プログラムにかかる費用は10年間で500万ドル強の見込みで、カナダ・アルバータ州両政府がそれぞれ210万ドルを拠出するという。
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