カナダ環境・気候変動省（ECCC）は、ケベック州のロンゲール市において、絶滅危惧種法で絶滅危惧種に指定されている西部コーラスガエル（Western Chorus Frog）を保護するための緊急命令を発令することを発表した。同命令は、同省が最新の科学とケベック州政府、ロンゲール市、非政府組織から提供されたすべてのデータと文書を含む、入手可能な最善の情報に基づいて行った脅威の評価に基づくものである。同市における同種の個体群の生息面積はケベック州で3番目に大きく、生息地の破壊は、この種の全体的な健全性と地域の生物多様性に深刻な影響を与える。同種が直面している主な脅威は、主に都市開発による生息地の喪失で、ここ数十年で生息地の最大90%が失われたとされている。カナダ政府は、意思決定の際に健全な科学と入手可能なすべての情報に基づいて行動することを約束し、影響を受ける当事者と緊密に協議しながら作業を進めていく。