オランダ環境大臣、バイオマスガス化パイロット設備のオープン式典に参加
発表日:2008.09.04
オランダ住宅・国土計画・環境省のクラーマー大臣は、2008年9月4日、オランダエネルギー研究センター(ECN)のバイオマスガス化パイロット設備のオープン式典に参加した。この設備に導入されたミレナ型ガス化炉は、バイオマスからガスへの転換効率が非常に高く、得られたガスのメタン含有率も高い点が特徴。木材、スイッチグラス、剪定屑、線路の枕木等非食糧用バイオマスをガス化後、ガスを浄化し、代替天然ガスとして利用できるようにする。今回、大型のパイロット設備が建設されたことでミレナ型ガス化炉の開発は最終段階に入り、次は商業化を目指す。バイオマスガスは、CO2ニュートラルなエネルギーとして注目され、次世代の運輸燃料として自動車に利用することも可能。オランダ政府は、2020年にCO2排出量を30%削減し、全エネルギーの20%を持続可能なエネルギーで賄うという目標を掲げており、バイオマスエネルギーの促進が重要な鍵を握っている。
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