アメリカ環境保護庁、五大湖のワウキガン港の浄化作業が完了と発表
発表日:2014.08.05
アメリカ環境保護庁(EPA)は、ミシガン湖のワウキガン港の浄化作業が完了し、この地域をカナダ・アメリカ五大湖水質協定の懸念地域リストから除外することを発表した。EPAは、1990年の初頭から、イリノイ州および汚染原因企業等と協力し、五大湖のPCB汚染沈殿物の除去や生息地の回復に取り組んできた。これまでに、五大湖修復イニシアティブ等から約1億5000万ドルを費やしたという。ワウキガン市も、連邦・州機関とともに、合流式下水の越流の低減、海岸の改善、砂丘や湿原生息地の創設などに取り組んできた。ワウキガン港の浄化は、地域住民や野生生物に安全な環境をもたらし、雇用の回復やミシガン湖の商業活動の拠点となるなど地域経済の発展に貢献しているという。ダービン上院議員は、「連邦政府、州、地方自治体の長期にわたる連携と、地域住民の献身的な取り組みなしでは浄化作業は完了しなかった」とし、「次世代がこの貴重な資源を享受できるよう今後も回復と保全のために取り組んでいく必要がある」と述べた。
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