フランス、潮力発電プロジェクトSABELLAを推進
発表日:2014.08.13
フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、「将来への投資」助成制度を通じ、潮力発電プロジェクトSABELLAの実証試験を支援している。これは海底に設置したタービンを海流の力で回転させ発電する技術で、2014年に試験を開始するSABELLA D10は、信頼性、堅牢性、コスト競争力を考慮したシンプルな構造を持ち、ローターが10メートル、6枚のブレードが環状の枠に取りつけられている。これを外洋の、海流は1.75m/s以上、水深は25~50メートルの海底に設置する。これは船舶の航行や漁業活動を妨害せず、また波力でタービンが過度な疲労を起こさない深さを考慮したものである。約1100万平方キロメートルの海面を持つフランスにとって、海洋エネルギーの潜在力は高く、「持続可能な開発総局(CGDD)」は、2010年、海洋再生可能エネルギー(EMR)は戦略的産業部門であると位置づけている。中でも潮力発電は、潮力の強い欧州沿岸、特にフランスのブルターニュとノルマンディーの沿岸が有望だという。
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