フランス、貨物輸送の排出削減を目指すFRET21の初回評価を実施
発表日:2017.02.02
フランス環境省(MEEM)と環境エネルギー管理庁(ADEME)、貨物輸送利用者協会(AUTF)は、温室効果ガスの大きな発生源である貨物輸送の排出削減を目指す企業の自主的取組「FRET21」で、初期から参加した10社の取組について初の評価を行った。FRET21は、貨物の荷主である各企業が削減目標を含めた協定をADEMEと結び、達成に向けた対策を約束する。10社は農業食品、化学、流通、自動車と多様で、削減策の対象となる範囲の排出量は100万トン(CO2換算)と推定される。10社が実施する対策による削減量は年間7万5000トン(CO2)、対象範囲の7.5%と予想されるという。MEEMとADEMEはこの取組が有効だとして参加企業の拡大を図り、2020年までに1000社の参加を目指すとしている。今回の10企業の削減策は43項目に上った。FRET21では削減策の軸として、積載率、輸送距離、輸送手段、責任ある調達の4つを挙げているが、この43の対策は4つの軸におおむね均等に配分されていたという。
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