フランス、都市廃水をバイオエネルギーに転換するBiovalsanプロジェクトを始動
発表日:2015.09.08
フランスのロワイヤル環境・持続可能開発・エネルギー大臣は、フランス北東部のストラスブールのBiovalsanプロジェクトの稼働開始に立ち会った。このプロジェクトは、ストラスブール市内から汚水処理プラントに集まる汚水を処理し、バイオメタンに転換して都市ガスネットワークに直接供給する、国内初のプロジェクトで、低エネルギー消費建築物(BBC)5000世帯分に相当するガスを供給することができるという。大臣は、このプロジェクトが、地域で生産する再生可能エネルギーを増やし、化石燃料の消費削減に寄与するほか、廃棄物からエネルギーを生産する、循環型経済のモデルでもあると述べた。大臣は、現在天然ガスの供給に使われているフランスのガス供給ネットワークをバイオガスの供給に切り替えていく必要があるとし、バイオガスを生産と消費の両面で促進していくと述べた。プロジェクトは、ストラスブール都市圏広域自治連合、レゾーGDS(ガス供給会社)、スエズエンヴァイロンメント社が共同で実施している。
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