ドイツ等3か国、ワッデン海を世界最大のラムサール湿地に指定
発表日:2015.12.17
ラムサール条約は、ドイツ、デンマーク、オランダが、この3か国にまたがる広大なワッデン海を一つの生態系として保護・管理するという目的のもと、「複数の国にまたがる湿地」としてラムサール条約への登録を申請したと発表した。ワッデン海は北海の南東部に位置し、世界最大の連続した潮間帯砂泥質干潟系の一つである。沿岸の3か国は1982年以来この湿地の管理で協力しており、1997年にワッデン海地域の保護と持続可能な管理のための共通政策および管理計画を策定した。2014年にはワッデン海を一つの生態系のまとまりとして保護管理するという共同閣僚宣言を採択、2015年12月1日付で正式にラムサール湿地登録を申請した。3か国は、今後も共同管理と責任分担を継続するとしている。ワッデン海は、国別のラムサール登録湿地13か所を含む、120万ヘクタールに及ぶ世界最大の登録湿地となる。この登録により、複数の国にまたがるラムサール登録湿地の数は17になった。
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