イギリス、一部地域で深刻な大気汚染が発生と報告
発表日:2017.01.24
イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、2017年1月24日にイギリス各地で中程度の大気汚染が観測され、また、イングランド南東部では高濃度、ロンドンやイングランド東部(一部地域)では極めて高濃度の大気汚染が観測されたことを報告した。高気圧と風の弱い気象条件が原因とみられるという。DEFRAは高濃度大気汚染の発生中の注意事項として、公衆衛生庁の勧告を踏まえ、肺疾患(子供も含む)や心臓疾患の人、高齢者、目・喉の痛みや咳などの不快症状がある人は運動(特に屋外、肺・心臓疾患の人は激しい運動)を控えるよう、また、ぜんそく患者は吸入薬の使用回数を増やすよう助言している。1月24日の気象条件は、特に南部・東部では終日変化しないと予想されており、引き続き各地で中程度、一部地域で高濃度の大気汚染が発生するおそれがある。一方、北部・西部では各地で風が強まり、25日から汚染は低濃度に戻るとみられる。続く26~27日はイギリス東部でも風が強まり、大気汚染は全国的に低濃度となる見込みだという。
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