中国とケニア、アフリカにおけるソーラー発電で協力
発表日:2009.06.11
中国科学院(CAS)は、アフリカにおけるソーラーエネルギーの利用促進のため、ケニアとの共同研究プロジェクトに着手すると発表した。中国北西部の甘粛省にある自然エネルギー源研究所とケニアの電子技術企業が連携して取り組む。中国のソーラーパネル及びヒーターをどのようにケニアの気候に適合させるか研究するため、中国の研究者をケニアへ派遣。現地に事務所を設立し、開発にあたるとしている。プロジェクトは、2012年まで継続される予定。中国科学技術省は、既に4月にこのプロジェクトを承認し、264万元(38万6000ドル)の予算を充てている。なお、自然エネルギー源研究所では、ソーラー技術について、これまでにも500名を超えるアフリカからの研修生を受け入れてきた(うち、12名はケニアからの研修生)。ケニアでは、太陽光が豊富なものの、電力は主に水力と輸入の石油に依存している。また、地方では、市民の多くが調理や暖房に薪炭を利用している。
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