気候変動に関する政府間パネル、土地関係特別報告書一次ドラフトのレビュー専門家の登録受付を開始
発表日:2018.06.11
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、土地関係特別報告書(SRCCL)の一次ドラフトのレビューを行う専門家の登録受付を開始した。専門家レビューは、報告書の包括性と客観性を確保するための重要なプロセスであり、2018年8月5日まで実施される。可能な限り広範な科学的知見を反映させるため、世界中の専門家が意見や提案を行い、それを検討した上で二次ドラフトを作成。その後、専門家と各国政府によるレビューを経て、2019年9月に完成予定である。特別報告書は、テーマを絞って学際的な問題を扱うもので、SRCCL作成は、第1、第2、第3作業部会とインベントリータスクフォースの指導の下、第3作業部会の技術支援ユニットが作業を支援する。7章で構成されるSRCCLは、砂漠化、土地劣化、食料安全保障、持続可能な土地管理と気候変動の関係や、陸域における適応と緩和の機会とリスク等を扱う。IPCCはSRCCLの他にも、2018年に1.5℃特別報告書、2019年に海洋・雪氷圏特別報告書をまとめる予定である。
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