世界気象機関、2018年1~5月は高温で極端気象が発生したと報告
発表日:2018.06.19
世界気象機関(WMO)は、2018年1~5月の世界の気候状況を報告した。アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、2018年1~5月はラニーニャ現象の発生した年として世界の平均気温が過去最高を記録し、2018年5月は5月の気温として4番目に高温だったという。2018年5月は、北米、欧州、アジア、大西洋、太平洋、インド洋で記録的高温となった一方、カナダ北東部、北大西洋で低温を記録した。アメリカ雪氷データセンター(NSIDC)によると、2018年5月の北極海氷域は2016年に次ぎ過去40年間で2番目に小さく、南極海氷域は3番目に小さかった。アメリカ航空宇宙局(NASA)などによると、南極の海氷減少は2012年以降3倍となり、3ミリメートルの海面上昇を引き起こしたという。また、2018年1~5月は、バングラデシュの豪雨、東アフリカの洪水、インドの砂嵐、パキスタンの熱波など極端気象も多発した。ソマリア、ジブチ、イエメン、オマーンは、めずらしい熱帯低気圧に襲われた。
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