ドイツ環境大臣、バイオガス工場を視察 バイオ熱の活用を称賛
発表日:2009.08.25
ドイツのガブリエル環境大臣は、地球温暖化防止促進事業の一環として、ザクセン・アンハルト州タンゲルンのバイオガス工場を視察し、バイオ熱による地域熱供給網の操業開始に立ち会った。この工場は、2007年末から液肥と再生可能資源を利用して、電気と熱を供給している。電気は電力網を通じてすべて供給されていたが、熱は、地元の農業組合によって生産量の3分の1程度しか利用されていなかった。この熱を地元に供給するため、住民らは2008年末にタンゲルン・バイオ熱供給組合を設立。さらに、工場を拡大し、新しいバイオガス・コージェネレーション設備も整備した。今回は、連邦環境省の支援を受けて、地域熱供給網を整備。家庭への供給ステーションも設置し、熱供給網を通して、バイオ熱を供給する。こうした積極的な取り組みについて、ガブリエル環境大臣は、革新的な手法によって地方自治体が化石燃料への依存から抜け出すモデルだと称賛。地球温暖化防止に加え、エネルギー代を抑えるのにも役立つと述べた。
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