国連環境計画、メコン川のごみの調査とプラスチック汚染を防ぐための活動を紹介
発表日:2020.10.20
国連環境計画(UNEP)は、2020年9月19日の「ワールドクリーンアップデー」に、メコン川のほとりにあるタイのチェンライで地元の人たちとごみを拾いながら、ごみの種類と場所を記録した。この調査結果は、アジアの主要河川でプラスチックごみがどのようにして河川に、そして最終的には海に流れ込むのかを科学的に理解し、政府にプラスチック汚染を防ぐための政策提言を行うことを目的としたUNEPの「CounterMEASURE」プロジェクトに提供される。河川は毎年何百万トンものプラスチックごみを世界の海に運んでおり、その95%はわずか10の河川から発生しているが、そのうち8つはアジアの河川である。2019年5月に終了した同プロジェクトの第一段階では、ドローンや機械学習などの技術を用いて、メコン川とガンジス川でのプラスチック汚染の発生源を特定した。現在進行中の第二段階では、スリランカやミャンマーなど他国にもこれらの技術やノウハウを導入する他、メコン川やガンジス川でプラスチック汚染を減らすための啓発活動を行う予定である。
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