欧州環境庁、EUの東方パートナーシップ諸国は水不足と水質の問題に直面していると報告
発表日:2020.11.03
欧州環境庁(EEA)は、欧州連合(EU)の東方パートナーシップ6か国(アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ジョージア、モルドバ、ウクライナ)における淡水の利用可能状況と水の利用効率を評価した報告書を公開した。同報告書は、東方パートナーシップ諸国における環境情報共有化システム(SEIS)の成果の一つである。再生可能な淡水資源は、ジョージアの一人当たり12,000m3から、過去20年間水不足が問題となっているモルドバとアゼルバイジャンの一人当たり約1,800m3に至るまでかなり偏在している。同地域の河川における主な問題は、未処理または十分に処理されていない廃水と農業によって生じる高濃度のアンモニウム(NH4)とリン酸塩である。新しい問題ではないが、排水処理が改善されないと、農業や工業化、都市化の増大により水質汚染が将来的に悪化すると警告した。
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