国連気候変動枠組条約の事務局長、COP15での包括的な合意に自信
発表日:2009.12.06
デンマークのコペンハーゲンで、2009年12月7日、第15回気候変動枠組条約締約国会議・第5回京都議定書締約国会合(COP15/MOP5)が開幕した。気候変動枠組条約のデ・ブーア事務局長は、合意しなければならない点として、(1)緩和策・適応策の迅速な実施、(2)排出削減のための野心的な約束(初期的・長期的な財政支援の約束を含む)、(3)低炭素社会に関する長期的なビジョンの共有という3点を指摘。過去17年間の気候変動交渉で、これほど多くの国から多くの約束が示されたことはないとして、政治的な機運が高まっている状況を指摘し、包括的な合意を取り付ける自信を示した。また、「条約の下での長期的協力の行動のための特別作業部会(AWG-LCA)」クタヤール部会長は、気候変動対策の実施や協力の仕方の変更を強調、「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP)」アッシュ部会長は、先進国が個別目標を引き上げ、達成のための手法や規則について迅速に議論を進める必要があると述べた。
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