イギリス気象庁、イギリスにおいて気候変動の影響が継続していると報告
発表日:2021.07.29
イギリス気象庁(MetOffice)は、イギリスの温暖化が続いており、2020年は気温、雨量、日照量が全てトップ10に入った初めての年となったことを報告した。イギリスの平均気温は上昇を続けており、直近の30年(1991~2020年)とそれ以前の30年(1961~1990年)を比較すると、年間平均気温でほぼ1℃の気温上昇が見られ、またイギリスの平均雨量は6%増加していた。特に2020年においては、イギリスの日降水量と月間日照時間の記録が更新され、同年2月の豪雨による深刻な洪水や8月上旬の大規模な熱波など異常気象が発生した。イギリス国立海洋学センターの科学者は、20世紀初頭から観測データを収集している5つの長期観測所のデータを基に、2018年までの60年間でイギリスの海面は10年ごとに約2cm上昇していることから洪水を引き起こす高潮や暴風時の極端な海面の上昇がすぐにでも起こる可能性があるとしている。
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