ドイツ、気候変動への適応と健康に関する国際専門家会合を開催
発表日:2010.11.29
ドイツ連邦環境省は、世界保健機構(WHO)ヨーロッパ事務所、ドイツ気象局、ドイツ連邦環境庁と共同で、国際専門会議「気候変動、極端な気象現象、健康」を開催した。この会議は、極端な気象現象(熱波、洪水、干ばつなど)によって起こり得る健康への影響を特定し、回避できるようにするため、国際、国内、地域における諸活動の連携を深め、効率的なコミュニケーションの仕組みを確立することを目指すもので、21ヶ国から専門家が集まった。WHOヨーロッパ事務所の環境健康コーディネーターであるマティク氏は、「ヨーロッパにおいて、自然災害を原因にした死者数は、過去20年間で11万2000人を超えた。気候変動により、熱波、洪水、干ばつが増えており、健康サービスや地域社会への負担は今後さらに増大する」とし、ドイツ連邦環境省のベッカー事務次官は、「気候変動への備えは、今や我々にとって最重要事項となった。早急に適応することが必要であり、また可能である」と述べた。
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