国連環境計画、世界の森を守るための取り組みを発表
発表日:2021.11.02
国連環境計画(UNEP)は、過去30年間で4億2,000万ヘクタールの森林が他の土地利用に転換されて失われており、さらにインドの面積よりも大きい1億ヘクタールが危機に瀕しているという報告書を発表した。国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)において、世界のリーダーが、2030年までに森林破壊を終わらせ、回復させることを約束した。毎年、ポルトガルほどの大きさの森林が消失し、気候変動をはじめ、山火事、種の絶滅、食糧不足など、さまざまな環境危機を引き起こしている。森林は地球を温暖化させる二酸化炭素の重要な貯蔵庫であり、化石燃料や産業界からの全排出量の30%を吸収している。森林減少と森林劣化は憂慮すべき速度で起こり続けており、生物多様性の継続的な損失に大きく寄与していて、ビジネスや農業の各分野で劇的な変化が起こらない限り、2030年までに持続可能な開発目標を達成することはできない。
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