欧州委員会統計局、2012年の土地利用・土地被覆面積の調査結果を公表
発表日:2013.10.25
欧州委員会統計局(Eurostat)は、2012年に行われた土地利用・土地被覆面積調査(LUCAS)の結果を公表した。これによると、森林はEUの面積全体の40%を占めており、耕作地は25%、草原は20%、建物、道路、鉄道網などの人工構造物は5%であることがわかった。森林が国土の半分以上を占める国は、スウェーデン(76%)、フィンランド(72%)、エストニア(61%)、スロベニア(60%)、ラトビア(56%)がある一方、マルタでは国土の33%を人工構造物が占めているという。また、耕作地の占める割合が最も高いのはデンマークで49%、草原(自然・農地)の割合が最も高いのはアイルランドで67%であった。LUCASは、これまでEUで行われた土地調査の中で最も大規模な統一調査で、750名の測量士が参加し、加盟27カ国、27万カ所で被覆面積などの調査を行った。今回の調査結果は、農業、森林、水、都市などの計画・管理、あるいは自然災害や気候変動の影響緩和に重要な空間的・地域的な分析をする際の基盤になるという。
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