韓国環境部、コーヒー豆を畜産農家で再利用するプロジェクトを計画
発表日:2021.12.29
韓国環境部(MOE)は、韓国グリーン財団、韓国生産性本部、現代製鉄などと、使用済みコーヒーかすの再利用に関する協定を締結した。これまで埋立地に送られていたコーヒーかすを、パイロットプロジェクトを通じて、畜産で使用するおがくずの代替品や消臭剤として再利用する。同プロジェクトでは、排出、回収、配送、リサイクル、生産、供給、再利用などプロセス全体の環境・経済効果を分析する。20万トンのコーヒーかすをリサイクルすることで、廃棄物処理費用を最大200億ウォン、動物の排泄物処理にかかる費用を最大250億ウォン節約できる。また、二酸化炭素や温室効果ガスも削減でき、家畜の排泄物の臭いを1週間で90%以上減少させるなど、脱臭効果も高い。同部は2050年までにカーボンニュートラルを達成するためにも、同プロジェクトが廃棄物を最小限にし、資源に変えるための先導的な例となることを期待している。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS