国連環境計画、ラテンアメリカとカリブ海諸国の自然保護に関する取り組みを紹介
発表日:2022.01.28
国連環境計画(UNEP)は、ラテンアメリカとカリブ海諸国における自然保護に向けた取り組みを紹介した。同地域には、陸地の24.6%、海洋の23.2%に相当する1,000万平方キロメートル以上の保護区があるが、課題も多い。2022年1月27~28日、これらの課題を見直し、行動を加速させるため、同地域の環境大臣フォーラムが開催され、協力関係の40周年を記念した。2015年に発足した「Amazon Vision」は、アマゾンの9つの国と地域の保護区システムを強化・統合し、世界最大の熱帯林の保全に努めている。また、民間の非営利団体の貢献により、チリとアルゼンチンに13の国立公園が設立され、ジャガーなど失われた種の復活を含む生態系の回復につながっている。世界が地球上の陸地と海洋の30%を保護するという目標に着手した今、同地域は、自然資本の保全を改善・拡大し、気候変動、自然と生物多様性の損失、汚染と廃棄物という地球が直面する3つの危機に対する解決策を共同で推進することができる。
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