アメリカ国立科学財団、降雨頻度の低下が植物の春の訪れを早めるとの研究結果を紹介
発表日:2022.03.21
アメリカ国立科学財団(NSF)が支援した研究により、年間降雨日数の減少が、北半球における植物の春の訪れを早めていることが明らかになった。重要なのは降雨量の総量ではなく雨が降る頻度で、降雨頻度の低下により、2100年まで10年ごとに春の到来が1~2日早くなるという予測結果を得た。研究者たちはアメリカ(同国の大部分を含む緯度30度以北)、欧州、中国において、葉の発生を観測した毎年の日付を記録した。また、1982年から2018年までの植物が緑色になり始めた時期の衛星画像を使用し、衛星画像と毎月の降雨日数を調査した場所のデータを比較した。その結果、北半球のほとんどの地域で雨の日が年々減少し、植物の春の訪れが早くなっていることがわかった。降雨日数が少ないと、植物が早い時期に多くの日射を受け、葉の成長が促される。同研究は、気候変動が単に大気の温暖化だけでなく、地球規模での生物学的プロセスの日周・季節的タイミングの変化をもたらしていることを表している。  
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