ニュージーランド環境省、最新の環境報告書を公開
発表日:2022.04.14
ニュージーランド環境省は、同国における最新の環境報告書を公開した。同報告書によると、いくつかの分野で改善が見られるものの、環境の質の多くの側面で継続的な低下が見られ、人々の健康に影響を及ぼしている。同報告書は同省と同国政府が3年ごとに作成しており、更新された11の指標を含む約50の環境指標をもとに作成された。土地利用の変化や集約化、汚染、外来種、気候変動などの圧力が環境に有害な影響を及ぼし、希少な生態系と固有種は脅威にさらされ、爬虫類の94%、陸生鳥類の4分の3近くが絶滅の危機に瀕している。温暖化により氷河は溶け、海面が上昇し、大気質は大半の測定地点で徐々に改善しているが、多くの場所で世界保健機関(WHO)の新しいガイドラインを超える汚染レベルとなっている。同報告書は、科学と統計の専門家による厳密な審査を経ており、これまでの報告書、最新の環境指標、査読済みの科学文献を統合したものである。
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