国連気候変動枠組条約、「ストックホルム+50」にあたり国際的取り組みの軌跡を解説
発表日:2022.06.03
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、1972年にスウェーデンで開催された「国連人間環境会議」の50周年の節目として、同国で「ストックホルム+50」が開催されるにあたり、環境保護に関する国際的な取り組みを振り返った。1972年の会議以前には環境担当の省庁を持つ国はなかったが、2017年までに164か国が環境保護を担当する内閣レベルの機関を設置した。また、2013年の水銀に関する水俣条約、1992年の気候変動・生物多様性・砂漠化に関するリオ3条約など、さまざまな国際環境法が制定された。さらにこの50年間で、動植物の保護に関するワシントン条約、オゾン層の破壊物質の削減に関するモントリオール議定書、気候変動の抑制のためのパリ協定など、多くの多国間協定が結ばれた。しかし、先進国と途上国間のギャップや、環境法という大きな枠組みがありながら、その施行がしばしば問題となるなど、今日に至るまで残っている問題もある。
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