国連環境計画、意外な絶滅危惧種を紹介
発表日:2022.07.22
国連環境計画(UNEP)は、100万種の生物が絶滅の危機に瀕している中、5種のあまり知られていない絶滅危惧種を紹介した。サボテンは生息地の損失や違法な植物取引などにより、世界の1,500種のうち31%が脅威にさらされている。海藻は海洋生物に生息地と食料を提供し、また、海の9%を占める海藻の森は大量の炭素を隔離しているが、海水温度の上昇、沿岸インフラの建設などにより減少している。キリンは木材伐採や農地需要の増加による生息地の劣化や消失、装飾品の需要などにより、減少している。オウムは生きたまま国際的に取引され、農業などによる生息地の損失で減少していて、世界の375種のうち116種が、IUCNレッドリストにおける危急、危機、またはそれ以上の状態にある。オークの木は工業や農業のための森林伐採、暖房や調理の薪としての利用、山火事などにより、世界の430種のうち、31%が絶滅の危機に瀕している。持続不可能な土地利用と野生生物利用の原因を理解することが、長期的な解決策を考案することにつながる。
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