デンマーク政府、国内航空の完全グリーン化を発表
発表日:2022.09.20
デンマーク気候・エネルギー・建物省は、2025年までに国内で100%グリーンな飛行ルートを確保し、2030年までにすべての国内航空をグリーン化するという、同国政府の計画を発表した。持続可能な航空燃料(SAF)は化石燃料を使用したジェット燃料よりもはるかに高額であり、同国政府は18億デンマーククローネ(DKK)以上の予算を計上する。この移行は、国内線・国際線ともに乗り換えやトランジットを除く乗客に1人当たり13DKKの一律料金を課すことによって、賄われる。2025年から国内線1路線に資金提供を行い、2030年には国内線全便にSAFを供給できるようなモデルを構築する。環境に配慮した商業路線はこの種のものとしては初めてのものであり、同国は、SAFの開発に道を開くことで世界に影響を与え、世界の航空業界の脱炭素化におけるロールモデルとなると期待している。同国政府はすでに持続可能な燃料の製造に30億DKKを割り当てているが、さらにグリーン税制改革により、SAFの需要を喚起する。
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