アメリカ国立科学財団等、気候変動とその影響に関する予測を改善
発表日:2010.03.22
アメリカ国立科学財団(NSF)、エネルギー省(DOE)及び農務省(USDA)は、気候変動とその影響に関する予測のための高度解析モデルを策定する共同研究プログラム「地球システムモデルを利用した今後10年の地域気候予測」(EaSM)を開始すると発表した。既存のモデルより強力で、政策決定者が気候変動の状況に沿った適応戦略を立案できるよう支援することを目指す。EaSMは、気候変動予測とその影響を、より地域レベルで、また既存のものより短期間のスパンで示すことができ、学際的なアプローチによって、生物学者や化学者、コンピューター学者、地球科学者など多様な分野の学者が参加するのが特徴。NSFでは、地域レベル・10年間の気候変動とその影響、及びこうした影響への生活システムの適応可能性に関するモデルの開発に重点を置き、USDAでは、農作物、森林、家畜の状況とリンクできる気候モデル、さらに、DOEでは、気候変動と10年スケールの自然な気候変化との相互作用を定義できるようなモデルの開発を目指すとしている。
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