ドイツ連邦環境省、自然を基盤とした解決策を通じたイニシアティブの発足を発表
発表日:2022.11.16
ドイツ連邦環境省(BMU)は、気候変動、土地や生態系の劣化、生物多様性の損失に対して、自然を基盤とした解決策(NbS)を通じて世界的な取り組みを調整するイニシアティブが発足したと発表した。同国政府、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)議長国のエジプト、国際自然保護連合(IUCN)は、NbSの世界的な活用の必要性を認識し、取り組みと連携を強化するため、同イニシアティブを策定した。自然は、気候変動や生物多様性の危機に対処するための最も強力な味方であり、自然のままの生態系は、二酸化炭素を蓄え、食料と水の供給を確保し、災害から守ってくれる。しかし、この解決策を活用するためには、効果的な保護措置と基準が必要である。同イニシアティブは最大24億ヘクタールの、健全な自然を有し、かつ持続可能な農業生態系を確保することなどを目的とし、食糧安全保障と土地生産性の改善、適応と災害リスク軽減、海洋保全と持続可能なブルーエコノミーなどの重点分野を特定している。
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