ドイツ、生物多様性国家戦略に対する第1回指標報告書を発表
発表日:2010.11.17
ドイツ連邦内閣は、「生物多様性国家戦略」に対する第1回指標報告書を発表した。ドイツ政府は2007年11月に、約330の目標と430の具体的施策を盛り込んだ生物多様性国家戦略を策定した。今回の指標報告書は、この戦略の成果について、信頼性かつ透明性あるレビューを行う基礎となるもので、種のリスク、保護地域、生態系に関わる水の状態、氾濫原の状態など、幅広い分野に関して19の指標が設けられた。また、土地利用や農業における窒素過多なども指標として取り上げられている。一見、多くの評価結果は、目標値から程遠いという印象を与えるが、多くの分野で好転の兆しがみられ、保護地域、土地利用、有機農業、農業における窒素過多などについては、ほぼ望ましい方向に進んでいる。レトゲン環境大臣は、「今回の報告書は、今まで国内で何が達成されたか、これからまだ何をしなければならないかを示す、中間結果となっている」と述べている。
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