国際再生可能エネルギー機関、COP27においてエネルギー転換を加速する取り組みを提示
発表日:2022.11.18
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)で、同機関の「世界エネルギー転換展望」の内容について講演し、再生可能エネルギーベースのエネルギーシステムへの転換を加速することが、ネットゼロの世界を実現する唯一の、最も効果的な方法であることを明確に示した。抜本的かつ迅速な行動をとらない限り、気温上昇を1.5℃あるいは2℃に抑えることは厳しくなり、不可能となる可能性すらある。同機関はエネルギー転換に向けた取り組みとして、グリーン水素市場の加速、アフリカにおける再生可能エネルギー市場の構築、各国の産業界の協力などを取り上げた。また、2030年までに洋上風力発電が世界の総電力需要の24%を供給できると推定し、デンマーク、日本などとグローバル洋上風力アライアンスを立ち上げた。さらに、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)と、再生可能エネルギーの展開を増やすことを目的とした戦略的パートナーシップに調印した。
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