国連環境計画（UNEP）は、国連の環境保護に関する最高の栄誉である「地球大賞」を発表し、生態系の劣化を防止、阻止、回復するために変革的な行動を起こした自然保護活動家、企業、経済学者、女性の権利活動家、野生生物学者に賞を授与した。2022年は世界中から過去最多の2,200件の推薦があり、ペルーで300万本の植林を実現させた人物、生物多様性の経済学に関する画期的なレビューにより、人類と自然界の関係を根本的に見直すよう呼びかけたイギリスの著名な経済学者、女性だけの草の根保護活動団体を率いてコウノトリ科の鳥類の一種の絶滅の危機を防いでいるインドの生物学者、アフリカの女性が生態系の回復、気候変動対策などのために必要な土地所有権を確保するための提唱者であるカメルーンの女性などが受賞した。2022年の賞は「国連生態系回復の10年」（2021～2030年）の開始を受けて、世界の生態系の劣化を防止、停止、回復するための取り組みに焦点を当てている。