欧州委員会（EC）は、持続可能な開発プラスのための欧州資金（EFSD+）運営委員会が、サハラ以南のアフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域における40の投資プログラムを支援する60億5,000万ユーロの金融保証に前向きな意見を表明したことを発表した。同プログラムの対象となる主な分野には、再生可能エネルギー、デジタル・輸送部門への投資を支援し、パートナー国のデジタルとグリーンへの移行に貢献する接続可能性分野、エネルギー効率の高い建物、循環型経済、緑豊かな都市などに関するインフラ事業に対して、長期的な資金を提供する持続可能な都市分野、食料安全保障と栄養の改善、生態系の保護と回復、水と衛生へのアクセスの確保などを目指す自然資本分野などがある。自然資本分野においては、特に、パートナー国の自然資源を保護し、気候変動や、ロシアのウクライナに対する侵略戦争によって悪化した食料危機とサプライチェーンの途絶に対する回復力を支援することに重点が置かれる。