欧州委員会（EC）は、欧州連合（EU）とアメリカが、サハラ以南のアフリカにおける持続可能なエネルギーを促進するため、アフリカの豊富な再生可能エネルギーの潜在力をさらに引き出し、地域の人々が安価なグリーンエネルギーへのアクセスを改善するための協力強化に向けて合意したことを発表した。EUとアメリカは、アフリカ大陸電力システムマスタープランなどのプロジェクトの共同推進を可能にするEUとアメリカの協力強化に関する新たな覚書に調印した。サハラ以南のアフリカでは3人に2人近くが電気にアクセスできず、6億人もの人々が質の高い医療や教育、経済的機会を得るための深刻な障害となっている。EUとアメリカは医療施設や学校、農村世帯などの電化を含む、再生可能エネルギーへのアクセスを拡大するプロジェクトの支援を調整する意向である。EUは、2030年までにアフリカ大陸の再生可能エネルギー発電能力を少なくとも30万メガワット増加させるという、同大陸の目標を支援している。