2022年末までに、世界の再生可能エネルギー発電容量は、3372ギガワット(GW)に達し、再生可能エネルギーのストックは295GW（9.6%）増加した。昨年追加された発電容量の83％が再生可能エネルギーによって生産されたことになる。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が発表した「2023年再生可能エネルギー容量統計」によると、再生可能エネルギーは記録的なレベルで成長し続けており、化石燃料による発電は減少傾向を示している。IRENA事務局長のフランチェスコ・ラ・カメラは、「再生可能エネルギーは持続的に成長しているが、2030年までに地球温暖化を1.5℃に抑えるためには、年間の再生可能エネルギー発電容量の増加量を現在のレベルの3倍以上に増やす必要がある。エネルギー転換には、供給側の脱炭素化を超えた戦略的な改革が必要。」と述べている。新しい再生可能エネルギー発電容量は、アジア、米国、ヨーロッパなど一部の地域に集中しており、中でも最も貢献しているのは中国であった。