国際再生可能エネルギー機関、宇宙活動によるエネルギー転換の推進について欧州宇宙機関と合意
発表日:2021.07.30
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)と欧州宇宙機関(ESA)は、宇宙を基盤としたサービスや製品を通じて世界的なエネルギー転換を進めるための覚書に署名した。衛星からのデータや画像は、再生可能エネルギー利用に関する地理的条件評価、プロジェクトに最適な場所の特定、天候パターンの予測、再生可能エネルギーによる発電容量とインフラの長期計画立案を各国が検討する上で重要な役割を果たす。両機関は同覚書に基づき、宇宙の資産とデータを活用して、再生可能エネルギーによる発電施設の立地、再生可能資源のマッピング、スマートグリッド計画を改善する。5Gを含むデジタル技術を活用することで、例えば衛星画像と人工知能やビッグデータを組み合わせ、広大な空間を有する産業モデルを実現し、世界のエネルギー転換を支援する独自の機会を提供できるようになる。今回の新たな協力は、世界における持続可能で長期的な社会経済発展を確保するという共通の目標を追求するものである。
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