消費者向け製品の多くに有害な化学物質が見つかる
発表日:2023.12.13
EU26か国の執行当局が消費者向けの製品2,400以上を検査した結果、EUの化学物質法に違反している製品が400以上みつかった。電気玩具、充電器、ケーブル、ヘッドフォンなどの電気機器の製品の52%で、鉛、ソフトフタル酸エステル、カドミウムが検出され、ヨガマット、自転車用手袋、ボール、スポーツ用具のゴムハンドルなどスポーツ用具の18%で、SCCP、フタル酸エステル、PAHなどが、また、人形、コスチューム、プレイマット、プラスチックフィギュア、スライム、育児用品など玩具の16%にフタル酸エステル、PAH、ニッケル、ホウ素、ニトロサミンなどの制限物質が含まれていた。バッグ、ジュエリー、ベルト、靴、服などのファッション製品の15%からはフタル酸エステル、鉛、カドミウムが検出された。非準拠製品は、検査官により市場から回収された。欧州経済領域(EEA)外からの製品または生産国が不明な製品で非準拠率が高かった。