欧州委員会は、2010年10月18日、2010年のEUエコラベル・コミュニケーション賞の受賞者を発表する。この賞は、EUエコラベルの普及に大きく貢献した企業に贈る賞として2009年に設立されたもので、ロゴの効果的な利用、製品・サービスの品質、創造性、事業活動の妥当性などを選考基準に、環境分野や広報の専門家、欧州委員会の代表が審査を行う。今年は、フランスやオランダなど11ヶ国から13企業がノミネートされており、その内訳は、サービス提供部門ではホテル業者が多く、生産・小売部門からは、石鹸・シャンプーや清掃用品、床用品、紙製品、食品等のメーカーなどがノミネートされている。EUエコラベルは、欧州全域に適用されている唯一の環境ラベルで、1992年に導入され、清掃用品や電化製品、布製品、家庭・園芸用品、宿泊サービスなど、2万5000種類近くの製品やサービスに、認定を表す「フラワー」マークが付けられている。授賞式はブリュッセルで行われる。