アメリカ環境保護庁、初の全米湿地状態評価を開始
発表日:2011.06.02
アメリカ環境保護庁(EPA)は、湿地の状態に関する初の全国的な現地調査「全米湿地状態評価」(NWCA)を州・部族・国の関係者らとともに実施している。湿地の状態の指標(水質や流量、植生、土壌)を評価するため、全国の1000ヶ所以上で調査が行われている。EPAはまた、水質浄化法における保全対象水域を明確化するため、その指針案を一般に公開し、意見を求めている。2011年6月2日、カリフォルニア州エルクグローブのストーン・レイク野生生物保護区でのイベントでは、NWCAと指針案への意見公募について説明する。カリフォルニア州では原湿地や河川域の生息地の80~95%が破壊または変更されている。NWCAは、確率論によるモデルを用いて、定期的に全国の水生資源の状態を推定し、全国で結果を比較できるようにする。沿岸水域や河川、湖沼の同様の調査とともにNWCAの結果を使用すれば、水質や水生生息地の保全・維持・復元に役立つと期待されている。
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