三菱電機(株)と(株)島津製作所、リサイクルプラスチック高精度素材識別技術を開発
発表日:2012.12.19
三菱電機(株)と(株)島津製作所は、「リサイクルプラスチック高精度素材識別技術」を共同で開発したと発表した。この技術は、使用済み家電製品のリサイクル工程で選別回収したプラスチックの種類を着色剤や添加剤の含有量にかかわらず、99%以上の精度で瞬時に識別することが可能という。また、サイズの異なるプラスチックフレークを、識別位置に自動搬送し、連続識別もできるという。これらにより、手作業で行っていたリサイクルプラスチックの純度検査を自動化することが可能になる。今後の展開として、三菱電機では、同技術によりリサイクルプラスチックの純度検査の効率化を図り、高純度自己循環リサイクル量を拡大していく。一方、島津製作所では、家電リサイクルをはじめとするプラスチックリサイクルに適用可能な装置の製品化を目指すとしている。なお、同技術開発は、経済産業省平成23年度産業技術実用化開発事業費補助金を受けて実施したものである。