環境省、平成23年度廃棄物焼却施設の排ガス中のダイオキシン類濃度を公表
発表日:2013.03.21
環境省は、平成23年4月1日から平成24年3月31日までの1年間の全国の廃棄物焼却施設(一般廃棄物焼却施設と産業廃棄物焼却施設)における排ガス中のダイオキシン類濃度の測定結果等を公表した。この1年間に全国の廃棄物焼却施設から排出されたダイオキシン類の総量は約59グラムと推計され、その内訳は、一般廃棄物焼却施設からが約32グラム(前年比約1グラム減少)、産業廃棄物焼却施設からが約27グラム(前年比約1グラム減少)であった。これは、昨年の排出量約61グラムから約3%の削減である。また、ダイオキシン類対策特別措置法第33条第1項の規定に基づく「我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」(平成24年8月変更)では、平成23年度の廃棄物焼却施設からの排ガス中のダイオキシン類排出量を、産業廃棄物では過去3年間の平均排出量を目標としているが、平成23年度の実績では目標を達成している。