環境省は、「平成25年度アジア水環境改善モデル事業（現地実証試験・フォローアップ）」対象事業の選定結果を公表した。同モデル事業は、政府の成長戦略の一環として、我が国の企業が有する技術を活かしてアジア域内の水ビジネス市場への進出を支援するもので、事業の実施を通じ、水質汚濁が深刻化しているアジア諸国への我が国企業の進出を促進し、水環境の改善を目指す。今回、平成24年度に実施した同モデル事業の実施可能性調査（FS調査）3件及び現地実証試験2件について、厳正な審査の結果、平成25年度の現地実証試験対象事業として、1）（株）建設技術研究所等による「中国 連雲港市の農村地域における面源汚染浄化システム」、2）積水アクアシステム（株）等による「ベトナム国 省エネ型有機性産業排水処理による水環境改善」の2件、及び現地実証試験フォローアップ対象事業として、（株）クボタ等による「インドネシア国ジャカルタ特別州近郊での浄化槽面整備による水質改善事業」1件を選定した。