パナソニック（株） エコソリューションズ社は、同社の既設施設を活用したエネルギーマネジメント実証実験を、2013年6月中旬より本格的に開始すると発表した。電力需給不安を背景に、電力の需給バランスを最適に図りながら、省エネや節電を無理なく実現するスマートマンションの需要が急速に増加すると見込まれている。今回の実証実験では、同社の従業員用社宅2箇所（大阪府・埼玉県）の約100世帯に、同社製エネルギーマネジメント関連機器を導入。約2年間にわたってデータを収集し、関東と関西における地域特性の差異なども含めた検証を行うとともに、どのような情報やインセンティブを提供すると居住者が無理なく節電行動を実施し、節電効果を最大化できるかを検証する。また、クラウドサーバーにおいて居住者の消費電力データや各種センサによって得られるデータを収集し、蓄積されたデータから電気の使い方や節電行動などを解析することで新たな技術やサービスの開発につなげるという。