環境省と経済産業省は、フロン回収・破壊法に基づく平成24年度のフロン類の破壊量の集計結果を公表した。これは、「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」（フロン回収・破壊法）に基づき、フロン類破壊業者から報告のあった平成24年度分のフロン類の破壊量等を取りまとめたもの。その結果、平成24年度のフロン類の破壊量は約4,440トンであり、平成23年度と比較して約8%の増加となった。また、フロン類の種類別に見ると、CFC（クロロフルオロカーボン）が約218トン、HCFC（ハイドロクロロフルオロカーボン）が約2,393トン、HFC（ハイドロフルオロカーボン）が約1,829トンであり、HCFC及びHFCは前年度より増加したが、CFCは前年度より減少した。両省では、フロン回収・破壊法の円滑な施行により、フロン類の回収・破壊等が一層促進されるよう、引き続き取り組んでいくという。