埼玉県は、平成24年度の公共用水域の水質等測定結果を公表した。埼玉県、国土交通省、関係市等では、水質汚濁防止法及びダイオキシン類対策特別措置法に基づき、毎年、県内の主な河川や湖沼を調査している。平成24年度の結果は以下のとおり。1）河川（44河川94地点）：健康項目は93地点で測定を行い、全地点で環境基準を達成した。生活環境項目のBODは、44水域中40水域で環境基準を達成し、環境基準達成率は91%となった。2）湖沼（2湖沼2地点）：健康項目及び生活環境項目のCODともに、全地点で環境基準を達成した。3）ダイオキシン類について、河川水質（22河川40地点）、河川底質（21河川36地点）を測定し、河川底質は全地点で環境基準を達成したが、河川水質では5河川8地点で環境基準を超過した。同県では今後も、調査を継続し、公共用水域の水質汚濁の状況、及びダイオキシン類による汚染の状況を監視するという。