(株)大林組、技術研究所にスマートエネルギーシステムを構築
発表日:2013.10.24
(株)大林組は、次世代のスマートシティを想定した技術の実証を行うため、東京都清瀬市の同社技術研究所にスマートエネルギーシステムを構築すると発表した。持続可能な社会の実現に向けて、現在、国内外においてスマートシティ・スマートコミュニティの開発や実証事業が多数計画・実施されている。今回構築するスマートエネルギーシステムは、同研究所の通常稼働時の消費電力にほぼ匹敵する大規模出力(約900kW)の太陽光発電設備を設置し、ビッグデータなどを活用した高精度な電力需給予測機能を備えたEMS(エネルギーマネジメントシステム)を構築するもので、SCIM(スマートシティインフォメーションモデリング)の導入により、リアルタイムな管理の状況を「見える化」する。今回の実証により、SCIMの有効性を検証し、次世代の街づくりへのプラットフォーム展開を図る。さらに、同システムの導入により、CO2排出量を2012年比で20%(865t-CO2/年)削減できるという。なお、完成は2014年11月末の予定。