環境省、(仮称)中里風力発電所に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2014.01.31
環境省は、青森県で計画されている(仮称)中里風力発電所に係る計画段階環境配慮書について、平成26年1月31日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、くにうみウインド1号合同会社が、青森県北津軽郡中泊町の中里地内等において、総出力36,000kWの風力発電設備を設置するもの。同事業の事業実施想定区域及びその周辺には、十三湖が存在し、多くのガン、カモ、ハクチョウ類等の主要の渡りのルート及び飛来地、オジロワシ、ミサゴ、等の希少猛禽類及びオオセッカ等の希少な鳥類の生息環境として重要な地域となっている。また、ヒノキアスナロ群落等の自然度の高い自然植生が存在する。今回の環境大臣意見では、1)今後、事業実施想定区域から風力発電設備の位置等を検討するに当たっては、専門家の意見を聴取した上で鳥類への影響に配慮すること、2)自然度の高い植物群落を回避すること、等を求めている。今後、事業者は、経済産業大臣からの意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価を行うこととなる。
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