環境省、豊原風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
発表日:2016.10.14
環境省は、青森県で計画されている「豊原風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」について、平成28年10月14日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、青森風力開発(株)が、青森県上北郡六ヶ所村において、最大で総出力16,500kW(2,000~3,000kW×5基)の風力発電所を設置するもの。事業実施想定区域の周辺には、ガン・カモ類の渡来地として「日本の重要湿地500」に選定された小川原湖湖沼群が存在するとともに、同区域及びその周辺にはオジロワシ等の希少猛禽類の生息が確認されている。また、事業実施想定区域の近隣には複数の住居が存在する。さらに、事業実施想定区域の周辺では、同事業者及び他事業者による複数の風力発電所が設置済み又は環境影響評価手続中である。今回の環境大臣意見では、風力発電設備の配置等を検討するに当たって、騒音等や風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、鳥類に対する影響を回避又は極力低減すること、等を求めている。